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こんにちは。コトリス関根です。
ゴールデングローブ賞を受賞して話題となった『ドライブマイカー』観てきました。
村上春樹氏の短編小説が原作の映画です。
孤独な男と孤独な女の車の中での会話がメインとなって淡々と進んでいきます。
まるで小説の中にいるような大人の映画でした。
目次
あらすじ
俳優兼演出家の家福(西嶋秀俊)は、女優の妻と穏やかに暮らしていた。
ある日、思い詰めた様子の妻に話があると言われ、なかなか家に帰れないでいた家福。
意を決して帰宅すると、妻が倒れていてそれきり帰らぬ人となってしまう。
ずっと妻への罪悪感と喪失感を拭いきれないでいた家福は、専属ドライバーとして
若い女性みさきと出会う。
マイカーである赤いサーブ900を寡黙なみさきに運転してもらって、
広島での2ヶ月間の舞台演出の仕事をこなしていく。
その送り迎えの日々の中で、徐々にみさきに心を開いていった家福は妻との関係性を語ると、
みさきもまた、天涯孤独な身の上話を話し出す。
孤独な男と孤独な女がお互いの話を聞くうちに、今まで目を向けることのなかった本心に気づいていく物語。
独特な世界観を醸し出す大人の映画
村上春樹氏らしい独特な世界観がこの映画にはありました。
脚本家でもある妻が思いつきでストーリーを語り、そのことをすっかり忘れてしまう翌日に、
家福が妻から聞いたストーリーを話し妻がメモを取る。
そんな何気ないやり取りに幸せを感じていた日々。
一方、家福の演劇も、日本語と英語と中国語と韓国語、手話が飛び交い、字幕で観劇してもらうといった一風変わった演出。
言葉遣いや背景が少しわかりずらい難解さが特徴的な村上春樹の世界。
妻の情事を目の当たりにして、何故怒らないのだろう?
観て疑問を抱いたことが、最後のシーンで明らかになる。
感情を押し殺してちゃんと傷つかなかったと涙する家福。
人の感情の機微を扱うモノクロ的ストーリーに赤いサーブが差し色となっている。
終わり方が、観たものそれぞれの想像にお任せという最後でした。
上映劇場は確認してから
twitterより引用
上映時間はたっぷり3時間。
私が行った映画館も一日一本しか上映しておらず満席でした。
こちらから確認してから行ってくださいね。
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