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こんにちは。コトリス関根です。
志村けんさんがコロナで逝去されたニュースは衝撃的でしたが、生前から映画「キネマの神様」の主役として出演が決まっていました。
その代役を親友でもあり、同じ事務所の先輩、後輩でもある沢田研二さんが演じることになりました。
この話を聞いた時、映画のタイトルにもあるように志村けんが「キネマの神様」となって、
素晴らしい映画になるんじゃないか!? ぜひ観たいな〜と思っていたのですが、
その原作がなんと大好きな原田マハさんだと知り、公開前に原作から読んでみました。
多くの本を出版されている直木賞作家の原田マハさんですが、私が読んだのは
「カフーを待ちわびて」「生きるぼくら」「1分間だけ」と、この「キネマの神様」です。
原田マハさんの作品は、どこにでもいそうな人たちの日常を切り取り、登場人物それぞれの細やかな心情に光を当てている。
人との絆や家族愛が根本にあり、どの作品も心温まりじわっと涙が出てくる。
そんな作品が多いのです。
「1分間だけ」では、愛犬との悲しいお別れ場面に自分の体験を重ね合わせ大号泣しました(笑)
登場人物一人ひとりの心情の描写が丁寧で、ついつい感情移入してしまいます。
「キネマの神様」のあらすじ。
人生の岐路に立った39歳の歩(あゆみ)
会社を辞めたその日に、趣味はギャンブルと映画鑑賞というダメ親父・ゴウが倒れ、多額の借金が発覚。
そんな時、ゴウの映画好きが高じて思わぬ仕事が舞い込む。
「キネマ=映画」の神様が、壊れかけた家族に奇跡をもたらす物語。
ダメ親父ゴウちゃんがとてもいい味出していて、この役を沢田研二がやるのね〜と重ね合わせながら読んでいました。
志村けんがハマり役!って感じですが、それをどう沢田研二が表現してくれるのか
映画が楽しみでもあります。
映画では出てこないらしいのですが、この小説の要と言ってもいいほど、
ゴウちゃんと謎の評論家ローズ・バッドの論争が実に面白いのです。
ブログライターとして映画書評を書いていたゴウちゃんの記事に宣戦布告のようなコメントがつきます。
どこの誰かもわからない謎の評論家とダメ親父ゴウちゃんとのバトル。
次第に周りが巻き込まれ、ネットで世界中に拡散され「キネマの神様」ブログは世界的人気ブログになっていく。
その対決の決着は!?
「フィールド・オブ・ドリームス」「ニュー・シネマ・パラダイス」「タイタニック」
私の好きな映画もたくさん出てきて、読み終わったあと、
大好きな人と大好きな映画館で大好きな映画を観たくなる。そんな一冊。
ぜひ、映画も原作も合わせてみてくださいね!
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